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HASTA LA VISTA BABY

小学校から英語を始めることは良いのか

「小学校3年から英語教育を取り入れる」

という話が出ていますね。これから国の垣根がドンドン消えていくことは確かで、それに適応するためにまず言語から攻めていくという結論に至ること自体は自然でしょう。

 

 

 

小学校の英語必修科目化を進めようとしていますが、本気でやるのであれば英語は早期から学習し始める方が効果的です。

子供の方が何でも吸収しますからね。英語を使うということに抵抗も少ないでしょう。

 

ただ、中途半端にお遊びみたいな感じでやるのであれば、やらない方がましです。

その代わり、プログラミング学習、理科、数学(算数)に力を入れた方が良い投資になります。

 

僕自身、小学校6年生の時に近所でやっていた英語の塾みたいなものに通っていましたが、お遊びだったので何も身に付きませんでした。

「canって何?」ってレベルです。

単語も一つも覚えていません。

 

若干横道にそれていまいました。まず「英語と日本語を同時にやっても大丈夫な理由」なのですが

 

母国語の語彙や表現を覚えるのが先という意見

あれ、単語を覚える時、英語の方しか見てないのでしょうか。

英語と日本語両方知らないと、まず覚えられませんからね。

生まれた時から英語に触れてるわけじゃないのですから。

母国語が先も何も、両方同時に覚えなければならないんです。

日常生活のほとんどが日本語で行われるのに、どうやって「日本語では言えない表現が英語では言える」という状態になるのでしょうか。

厳密に言ったら、日本語になくて英語にはある表現、英語にはなくて日本語にはある表現はそれぞれありますが、そういうことを言っていません。

英語を必修化した結果起こるのは、「どちらの能力も発達する」です。

ただ、英語学習は学校内のみですので、日本語の方が発達度合いが大きいでしょう。

 

では、英語は小学校からやるべき?

僕は「まず中高6年間の英語学習を見直したら?」っていう意見です。

早期から英語学習を始めることは良いことなのですが、現行の英語教育は直すべきところがいくつかあります。

1、内容が薄い。

6年間で覚えるべき単語の量が少なすぎる。4500語程度です。

しかも真面目に取り組んだらという前提で。

もちろん、早稲田や慶応など難関大学に入りたいのであれば、7000語は必要でしょう。

7000語でもTOEICの基準だと、700点から800点くらいまでしか取れません。

 必修で7000語でいいと思います。「本当に国際化に適応したいのであれば」ですけど。

2、進度が遅すぎ。

文法学習なのですが、進度が遅すぎです。

なぜ一つ一つの文法事項にこだわってしまうのか、それは入学試験の問題形式がそうさせているのではないか。

穴埋め、並べ替え、和文英訳など文法を厳密に知らないと解けないような問題ばかりです。

塾講師を大学時代に3年間やっていたのですが、帰国子女の子が入学試験対策のために英語を勉強しに来ていました。

帰国子女なので日常生活を送る上で必要な英語はしゃべることができます。

しかし、並べ替え問題や穴埋め問題が全くできませんでした。

「英語を使えるようになることとは全く関係ない問題が出題されているのだ」と感じました。

授業中にやる穴埋め問題、並べ替え問題はすべてとっぱらって、「今日学習した文法を使って文を作り、友達と話してみよう!」とかなら楽しく勉強できるし、実用的です。

学習スピードも格段にアップするでしょう。

空いた時間に単語暗記です。語彙力と文法運用力の両方が付きますね。

 

といった感じで、小学校に英語学習を導入する前に、中高の英語学習は今のままでいいのかということをもっと真剣に考えた方がいいです。

脱ゆとりで、英語にプログラミングにとこれから忙しくなりそうな小学生。

少しでも友達と外で遊ぶ時間を作ってほしいと僕は思いますが。