Now Updating...

HASTA LA VISTA BABY

知って驚く化学②

前回の知って驚く化学①は、ハーバー・ボッシュ法とDDSについてでした。

今回も『生きて動いている「化学」がわかる』『生きて動いている「有機化学」がわかる』を参考にしています。

 

 

目次

 

石油の起源?

まず石油の主成分なのですが、炭化水素です。掘り出される原油には多様な炭化水素が混在しているため、蒸留・分離することによって多様な製品に応用されます。

種類としては

・LPガス

・ナフサ

・灯油

・軽油

・残油

があります。これらを総称して「石油」というんですね。

 

石油には3つの起源説があります。

1、生物起源説

石油は古代の微生物の遺骸が地圧と地熱によって炭化したものと考えられています。

しかし、この生物起源説の反例がいくつかあげられているのです。

・生物化石があるとは思えない深さから出てくる石油がある。

・生物化石が存在するはずのない火山由来の岩石からも石油が出てくる。

など。

ここで、新しい説が出てくるのです。

 

2、無機起源説

 簡単に言うと「無機反応で石油ができる」という説です。

例えば、無機化合物であるCaC2(カーバイド)は水と反応して炭化水素であるC2H2(アセチレン)を発生します。

炭化水素であるアセチレンを地圧と地熱で重合すれば、石油に変わる可能性があります。

 

3、惑星起源説

惑星ができるときに中心部に大量の炭化水素ができると言われています。

これは当然地球にも言えることで、地球ができるときに大量の炭化水素が発生し、それが地殻に沁み出たものが石油だとする説です。

根拠として枯渇したはずの石油油田から再び石油が出てくることがあるということがあげられています。

惑星起源説が個人的に面白いと思いました。

 

新エネルギーに注目

 石油の枯渇は経済的な問題にとどまらず、政治的な問題へ発展する可能性が高いです。

そこで石油に代わる、新エネルギーが注目されています。

1、メタンハイドレード

メタンハイドレードは主に海底の大陸棚に存在しています。

日本の近海だけでも、日本のエネルギー消費量の100年分の埋蔵量があると予想されているようです。

愛知県の渥美半島沖で世界初のメタンハイドレードの採取実験が行われています。

 

2、コールベッドメタン

コールベッドとは「石炭鉱床」のことです。

石炭を採掘中の鉱床にも、採掘を終了した鉱床にも、コールベッドメタンが含まれているようです。

ここに圧力水を注入したり、二酸化炭素を注入することによってメタンを採取する方法があります。

 

3、シェールオイル

 シェールオイルは「頁岩」に吸着されたのことです。

「油」は「石油」とは違います。「油母」といわれるもので、要するに石油の母体となるものです。

なので「油母」をそのまま用いることはできず、熱分解か化学処理をして気体燃料や液体燃料にする必要があります。

可採埋蔵量は原油以上にあるようです。

 

4、オイルサンド

砂岩に吸着された油です。

このオイルサンドは石油の一部です。端的に言えば、石油が長い間、地表に放置されていたため、揮発成分が除かれてしまい、残ったものということです。

 

はい、今回は石油と石油に代わる新エネルギーについてでした。

他の本も読んで、もっと深みのある内容にしていきます。