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HASTA LA VISTA BABY

教える技術と重要性

僕は、大学時代3年間塾講師のアルバイトをやっていました。

教えることが好きで、割と入れ込んでやっていました。

そこで研究した教える技術とその重要性について書きます。

 

 

教える技術はなぜ重要か

塾講師の場合、生徒から成績が伸びない、勉強している内容が理解できないと言われたら終わりです。

「なんでこんなのがわからないんだ!」と激高する輩がいますけど、論外。

10:0で教える側が悪いから。

「わかりません」と言われたら「ごめんなさい」と言ってくださいね。

特に先生という職種でなくても「教えること」は不可避。新入社員に仕事を教えるときも、「教える技術」が必要になってきます。

しっかり教えれば、新人に仕事を早く覚えてもらえ、自分を含めた周りの人々の負担を減らすということにも繋がります。

現在、新人である僕が言うのもアレですが。

さて、重要性の次は具体的な「教える技術」について。

 

教える技術

・相手が抱えている問題点を洗い出す

教える相手のことをよく知らず、教えることはできない。

「何がわかっていないのか」

「どうしてわかっていないのか」

「どうやったら取り除けるか」

「取り除けないのであれば、自分がどう補助してあげられるか」

を会話の中から探っていきます。相手の話を聞きまくる。

基本がわかっていると思っていたけど、対処療法的で、体系化されていない。

基礎事項が説明できない。

本番を迎える数が少ない。(勉強場合、問題をあまり解いていないなど)

といったことがわかってきます。

ここに解決策をぶつけるのが教える側の仕事です。

 

・まずはモデル化して伝える

例えば数学の公式を教える時、その成り立ち(証明)から説明する人がいますけど、

これはタブーです。

まず、その公式を理屈抜きに使いこなせるようになってもらう。

慣れるまで反復。無意識化に落とし込むことができてから、成り立ちについて

説明すればよいでしょう。

仕事でも、有効です。まずなぜそうなるかより、「AとBを始めにやりましょう。

次はCとDです。その次は...」と超単純にして、動いてもらう。

使いこなせるようになったら、なぜAとBを始めにやるのかなどを説明する。

新しい分野に入ったら、目にする用語が見たことないものだらけ。

なのに、詳しい説明をしてしまうなんてのは、バケツにため込んでいくのと同義。

いつかあふれ出ますよ。

スポンジ状態になるまで、単純化、モデル化して練習させましょう。

そこから知識に深みが出て、応用がきくようになります。

 

・So what?を避ける

作業の無意識化が終わったら、説明。

この"So what?"は「だから?」という意味です。

うだうだと説明した後、「だから何なんですか?」と言われたら終了です。

例えば、あなたは、ある工場に勤めるとします。そこで新人研修を受けました。

トレーナーの人は熱心に「この機械の仕組みは、ここがこうなっていて、さらにここが...」と「機械の仕組み」について説明します。

どうでしょう。「いや、早く使い方教えろよ」となりませんか?

新参者にとって機械の仕組みなんて二の次でしょう。

これは極端な例ですが、実際こんな説明をしている人が多いのですよ。

仕組みについて詳細に語るのが親切だと思っている人。

まず「結果どうなるのか」というのを簡潔に説明できるようになりましょう。

 

・「わかりやすい説明」だけではダメ

例えば、池上彰さんのニュース解説は抜群にわかりやすいです。

僕が思うに、

・「だから何?」という部分をちゃんと解説している。

・「言葉だけ聞いたことがある」という用語を徹底的にかみ砕いている。

・難しい言葉を使わない

などが「わかりやすい」理由です。

しかし、わかりやすいだけではダメなのですよ。

池上彰さんのニュース解説を聞いても次の日にはほとんど覚えてないでしょ?

実は、人から教えてもらう知識が一番、記憶の持続力が弱いのです。

「わかった!」で終わりにしたら、全く意味がない。

「自分も同じレベルで他の人に説明できるのか」が問題になってきます。

記憶の持続力が圧倒的にいいのは「自分で説明できる知識」です。

わかりやすい解説をしたあと、自分の口で言ってもらいます。

教えたことを教えてもらうのです。

そうすると自分でも案外わかっていなかったことが出てきます。

そこを教える側は根気よくつぶしていく。教える側にも体力が必要なんですね。

たまに「1回しか言わないからよく聞け」という人がいますが、何がしたいの?

1回でわかるわけないだろ。

何回も何回も同じところを聞いてきても、それは教える側の責任。

 

まとめ

1、モデル化

2、「だから何?」を明確にした解説

3、理解しているかアウトプットさせて確認

4、わからない部分を徹底してつぶす

この順序で教えれば、理解した上で記憶に残すことができます。

あとはできるだけ「本番」をむかえさせてあげて、応用力をつけてもらう。

結局最後にモノを言うのは「経験」です。

原則、教える側に責任がありますが、教えられる側も「ここがわかっていないな」

という部分を発見したら、すぐに聞くようにしましょう。

全然答えてくれない、「自分で考えろ」と言われてしまう組織は基本的に終わってるので、すぐに離れるのも一手ですね。