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HASTA LA VISTA BABY

『シン・ゴジラ』感想(少しネタバレあり)

7月29日に公開された『シン・ゴジラ』を早速観てきました。

下が予告編


『シン・ゴジラ』予告

 

総監督・脚本はエヴァ製作者で有名な庵野秀明さんです。

 

 

【あらすじと感想】

 

ゴジラ襲来から自衛隊初動まで

東京湾にてゴジラが出現。

今回のゴジラは今までの作品と違い、形態変化があります。

海から陸へ上がり、移動していく中で変化をしていきます。

あるあるですが、日本政府は最初、巨大生物の出現を認めません。

「そんなものいるわけがないだろう」と。

案の定、陸へ上がってきた巨大生物を見て、認めざるを得なくなりました。

さて、ゴジラが出現したので当然日本政府は対策を練らなければなりません。

ただ、この対策を打ち出すまでがおっそい

何をやるにも許可が必要。

自衛隊の武力行使をめぐって議論が起こるなど、「そんなことしてる場合かよ」と思うようなことばかり。

対策本部が立ち上がり、自衛隊を動かす決断を下すまで2時間以上を要するという有様。

「前例がないことなのでマニュアルが確立されていません!」

だって。(こんな内容のことを言っていました)

いろいろあってゴジラは一度活動を停止します。

 

最終形態とゴジラ凍結作戦について

最終形態となって再び上陸したゴジラ。

ゴジラシリーズでは当たり前の光景となっている自衛隊による集中砲火。

そして全く通用しないという状況。

しかし、アメリカ軍のミサイルが直撃すると効果あり。

「さすがアメリカ!やっほい!」となりますが、喜びは束の間。

完全ブチ切れで、核放射。東京湾岸は火の海と化しました。

一通りエネルギーを放出したゴジラは再び活動停止。

 

対策委員会ではゴジラの動きを止める方法として、「血液凝固剤を経口投与する」ことが採択されます。

土壇場に追い込まれると強い日本人。どうにかゴジラを止めることができるだけの血液凝固剤を作ることができました。

 

最終決戦

アメリカから「核攻撃するよ」という通達がありますが、対策本部はあくまで血液凝固剤の投与による活動停止を望みます。当たり前ですけどね。

細かい作戦内容は映画を観ていただきたいのですが、作戦は成功。

フィナーレを迎えます。

 

感想

まさにゴジラVS日本という構図。

現実にもみられる、日本の組織特有の決断が下るまでの時間の長さ。

こういうのやります→許可が必要です→議論→正式決定

手続きが多すぎる。決断を議論によって下そうとする。

前例がないことには手も足も出ない。

日本のダメダメな部分が浮き彫りになります。

日本に対して違和感を感じている人がこの作品を観たら、違和感がスッキリするでしょう。

そして日米安保。「あぁ、やっぱり国が傾くような非常事態になったら米国に守ってもらうしかないのか...」と感じました。

しかし、ダメな部分だけではありませんでした。

日本はスクラップ&ビルドでやってきた国。

つぶされてもまた立ち上がる強さも見えました。

上は決断力もなくどうしようもないんだけど、理性的な人たちは必ずいて、しっかり一つ一つ確実に決断を下していく。

本作では「最後まであきらめない」精神がゴジラの危機から日本を救ったといえるでしょう。本当にぎりぎりまで、どうにかしようとする。これは重要なことなんじゃないかと思うんですね。

「最後まであきらめない」のは「固執する」とは違いますよ。

「それしか選択肢がない」のと、「まだまだ選択肢がある」の違いです。

 

本作はゴジラという生物に対する恐怖を一番感じました。

攻撃方法などを考えると今までで一番凶悪なゴジラであったこともありますが、

何より話の進み方がドラマがかってなくて、現実的なんです。

本当に出現し、本当に対策を練っているかのようなのです。

あぁ怖い。

 

エヴァ好きならおススメという意見が多い印象ですが、そういう人でなくてもかなり楽しめる作品です。

映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。