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HASTA LA VISTA BABY

『未来に先回りする思考法』メモ

本記事は以下の記事で紹介した『未来に先回りする思考法』のメモになります。

www.update-plan.com

 

本当に良書でこれからの時代を生きていくためのエッセンスがつまっています。

 

 

以下メモ

”テクノロジーは「天才」を量産する”

「人間の感情の部分は数値化できない」という主張があるが、近年のテクノロジーの進化は、人間の感情の部分ですら、解析を進めつつあり、人間の感情を動かすことができるコンテンツ制作でも、影響が出始めている。

通信型のゲームでは、ネットを通じてユーザーの情報を吸い上げることができるので、「面白い」「つまらない」などの感情を、科学的に分析できるようになった。

全く同様なことは映画、漫画などの世界でも適用できる。

無料マンガアプリが普及しつつあり、漫画家は自身の作品のどの部分がユーザーに刺さっているかデータとして分析することができる。

「感情」という最も数値化しずらい分野すら、ロジックを構築しつつある。

 

”分散型の現代社会”

情報の非対称性は、少しずつ崩れつつある。

ネットにより、情報の伝達は限りなくリアルタイムに、コストは無料に近づいた。

情報技術によってこれから訪れる「新しい社会構造」は「分散型の社会システム」

代理人に情報を集約させなくても、それぞれのノード同士ですぐに情報の伝達ができる。すなわちハブが存在する意味はなくなる。

これまでつながっていなかったノード同士が相互に結びつくことで、情報のハブであった代理人の力が徐々に失われていく。

 

”変化のスピードは①消費者②法人③行政・司法”

社会全体がハブ型の構造からネットワーク型の構造に変化していくのは必然。

その変化スピードは対象領域によって異なる。

一般消費者向けのサービス領域は、意思決定者はユーザー一人なので急速に変化する。

法人は意思決定者が複数にわたるので、その分決定までに稟議や会議のプロセスが増える。

動く金額も個人と比べて大きくなるので、変化に慎重になり、スピードが落ちる。

行政や司法は一つの意思決定がその地域で生活する人々の全てに影響を与えるので、慎重にならざるを得ない。

利害関係者も膨大になるので、各所との調整に多大な時間が費やされる。

 

”ロジカルシンキングを疑う”

ロジカルシンキングは、他人を説得する際には絶大な力を発揮する一方、物事の成否を見極めるには、それほど役に立たない。

論理性が高い=他人も自分も納得できる≠成功の可能性が高い

ロジカルシンキングとは「物事を体系的に捉えて全体像を把握し、内容を論理的にまとめて的確に伝える技術」

果たして「全体像を把握すること」は、そもそも可能なのか。

構築できるロジックは、その人がかき集められる情報の範囲に依存するという危うさをはらんでいる。

ロジカルかどうかの判断は、その母集団の「リテラシー」に依存する。

ロジカルシンキングのは「情報」の壁と、「リテラシー」の壁の2つの障壁が存在する。

問題はその2つの壁を認識しないままに、自分たちに認識できる現実の範囲を「全体像」として捉えてしまうこと。

人間の将来に対する認識はあっさり裏切られてしまう。

 

著者は佐藤航陽さん。

株式会社メタップス代表取締役です。

2011年に人工知能を活用したアプリ収益化支援プラットフォーム「metaps」を開始。

累計57億円の資金調達を実施、東京、シンガポール、香港、台湾、上海、サンフランシスコ、ソウル、ロンドンの世界8拠点で事業を展開しています。

 

上記したこと以外にも面白いことがたくさん書かれています。

ただ、健全な批判的態度をもって読むという姿勢は忘れないほうがいいかもしれませんね。

とにかくメチャクチャおススメです。