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HASTA LA VISTA BABY

コウノドリ 3巻感想

漫画『コウノドリ』3巻の感想です(ネタバレありです)

 

まずは簡単にあらすじをご紹介します

喫煙妊婦(後編)、海外出産、自然出産と帝王切開、救急救命(前編)が主な内容となっています

喫煙による早剥リスク、海外出産の精神的、金銭的リスク、助産院での出産と医院での出産、交通外傷からの出産についてセンセーショナルに描かれています

あいかわらず、見事なテーマ選定、そして読者に妊娠、出産について真剣に考えさせる内容でした

『コウノドリ』を読んでいると、出産って本当にリスクが多いということがわかります

その分、産まれてくるだけで奇跡的なことで、尊いことなんですよね

 

さて、最初の話は「喫煙妊婦」について

妊娠中の喫煙によって常位胎盤早期剝離(早剥)のリスクが高まります

調べてみると、リスクは喫煙しない場合と比べて2倍になるようですね

*喫煙以外にも誘因となるものはあります

 

早剥というのは子宮の壁から胎盤がはがれてしまうことです

赤ちゃんへの栄養などは胎盤を介して運ばれていきますので、危険であることは言わずもがなです

 

作中では四宮は過去、早剥患者を手術中に大量出血により死なせてしまいます

四宮の冷たい態度はその体験から始まっていて、妊婦さんと赤ちゃんを助けられるのであれば、嫌われたってかまわないと思うようになったのです

 

う~ん。よくいますよね、こういう過去をもっているキャラクター

昔は優しかったのに、今は厳しい態度や冷たい態度になってしまっているのは過去に大きな失敗をしたからっていうエピソードね

 

出産・妊娠がテーマの漫画ですので、実際にいるんじゃないですかね

こういう過去があるから厳しい態度をとるようになってしまった産婦人科医って

 

健康的な赤ん坊を産むためにも、絶対に妊娠中は喫煙をやめましょう

作中にもありましたが、友達が喫煙してても健康的な赤ちゃんを産むことができたからとか、一人目の赤ちゃんを妊娠していたときに喫煙してても健康的に産むことができたからとかいう理由で喫煙をするのをやめましょう

 

妊娠はストレスが過剰にかかるかと思うので、喫煙をしたくなる気持ちはわかりますが、ストレスをその場しのぎで解消することと、死亡リスクがある早剥を避けることのどちらを重視したらいいかは明白ですよね

 

お次は「海外出産」について

 

マタ旅(妊娠中に旅行をすること)が流行っているようです

夫婦水入らずで楽しむために、旅行するってやつですねぇ

 

これ、海外旅行とかだとメチャクチャリスキーなことだそうです

もちろん国内旅行であってもリスキーなんですけど、海外旅行だと母体と赤ちゃんを同時に守るような保険が存在しないのです...

 

仮に、海外で出産っていうことになると、医療保険制度がないので、場合によっては1,000万円以上の費用がかかってしまうのです

 

決して軽い気持ちでマタ旅をしてはいけないんですよね

こういうものが流行る背景ってやはり「出産後は時間がまったくとれず、旅行なんて数年間はいけない」という考えがあるからだと思うんです

 

子連れ旅行などがもっと一般的になっていけばマタ旅が少なくなってくるのではないかと思いますが...

 

調べてみると地方の医療を圧迫している現状もあるみたいですね

現地の妊婦さんを対応するだけでも精いっぱいなのに、マタ旅している妊婦さんも緊急的に対応しなければいけない

 

もっと出産後も気軽に子ども連れ旅行夫婦水入らずの旅行ができるような世の中になってほしいものです

 

最後に「自然出産と帝王切開」について

 

作中では自然に出産することを強く希望する妊婦さんが出てきます

陣痛促進剤の使用や帝王切開をぜったいに避けたいので、助産院で産むという選択ですね

 

中には産科医を敵視して、目も合わせてくれない妊婦さんもいるみたいですね

 

しかし、出産というものは何が起こるかわからないもの

いざという時は産科医で出産することも考えておかなければならないのです

 

助産院には「自然に出産したい」という妊婦が数多く来ます

その分一度の失敗も許されないのです

 

ルミ子さんの実家は助産院でしたが、一度、先天性横隔膜ヘルニアが原因で赤ちゃんを亡くしてしまったことがあるようですね。それがきっかけとなり、たたんでしまいます

 

自然出産にこだわる気持ちはわかりますが、それって誰のためのこだわりなの?という部分をもう一度考えた方がよさそうです

 

一番重要なのは「母子ともに健康に出産すること」のはず

産科医で産んでも、助産院で産んでもこれが大切であることは変わりありません

 

無事に生まれてきてくれたら、それだけで幸せなことじゃないですか

 

以上、『コウノドリ』3巻の感想でした

 

「救急救命」については4巻に続いているので4巻の感想記事で書きます