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HASTA LA VISTA BABY

コウノドリ 4巻感想

漫画『コウノドリ』4巻の感想です(ネタバレありです)

 

まずは簡単に内容をご紹介します

救急救命(後編)、夫のDV、風疹が主な内容となっています

今回は非常にツラい内容です。救急救命では涙を流してしまいました

真剣に何回も読み込んだほうがいい内容で、かなりおススメです

 『コウノドリ』4巻は読み切るのが本当にツラかった...

その分、心に刻み付けられ、忘れないようになるのですけども

 

最初のお話は3巻から続いている救急救命についてです

外出中に夫と電話してる最中に、吹っ飛んできた車に衝突した妊婦さん

 

救急で病院に搬送をされます

頭部に重い外傷を負った、妊娠36週目の妊婦さんです

 

夫が急いできて、状況を説明されるも、現実をまったく受け入れられない様子

そうですよね、ついさっきまで電話で元気よく話していた妻が数分後には重体となっているわけですから。わけわかんなくなりますよ

 

おなかの中の赤ちゃんはしっかり生きています

まったく意識がない状態でも母体は赤ちゃんを生かそうと必死なのです

 

そこで残酷な2択が夫に迫ります

妻を助けるか もしくは 子どもを助けるか

 

これ以上出血すると奥さんは亡くなってしまう状態

しかし、出産するとなれば、出血は避けることができません

 

こんなに非情な選択があるだろうか

こんなの決めたくないし、2人とも生きれる選択肢を医師には死ぬ気で絞り出してほしいと願ってしまいます

 

夫は悩みぬきます

これまでの妻との会話がよみがえります

赤ちゃんが生まれることを本当に楽しみにしていました

夫も子どものために喫煙をやめ、ベビーカーを押して歩く家族たちがよく目に入るようになる

もう少しで待望の赤ちゃんをむかえることができる...

 

そんな中、妻の容態が悪化します

心配が停止し、強制的に2択に決断をくだすときがやってきてしまいました

奥さんが「自分の命より大切なものがあるんだ」と言っていたことがよみがえります

 

夫は「子どもを助ける」という選択肢を選びました

そして、帝王切開により子どもは元気に生まれます。と、同時にお母さんは亡くなりました...

 

夜、亡くなった妻の横にぐっすり眠る赤ちゃんのもとに行き、夫は耐えきれず号泣

「オレ 独りじゃ嫌だよ」って...

 

その後、1ヶ月検診の時に、夫が鴻鳥先生のもとに来ます

「生まれてきて良かったって思う子に育てたい」と自分の思いを伝える

元気に生きていってほしいですよね

 

僕はこの話で泣いてしまいました

もし将来の妻が同じことになったら、僕は適切な判断が下せるのだろうか

しんどくてしんどくて、読むのを中断してしまいました

 

この記事を書いている間も胸が苦しくなってしまいます

この話は本当に心に刻み付けられました

 

次は夫のDVをテーマにした話なのですが、その前にどうしようもない女性の話を。

妊娠したと鴻鳥先生のもとにきた女性

いきなり「誰の赤ちゃんでしょうか?」と不穏な空気をただよわせる質問をします

 

話を聞いてみると、不特定多数と性交渉をしているようでした

夫の他に数名、この女性と性交渉をしたということですね

 

この人とした時は外出しをしたからOKだの、この人としたときはゴムをつけたけど破けてしまったとか、耳をふさぎたくなるようなことを言い始めます

 

外出しであっても男性器からはカウパー腺液というものが出てきます

少量ではありますが、その中に精子が含まれており、妊娠することがあります

外出しはけっして避妊方法の1つではないのです

 

性交渉の日にちから、夫の赤ちゃんと判明し、バカみたいに喜ぶ女性

鴻鳥先生はキッパリ「かわいそうなのはご主人です」とクギを刺します

 

さて、本題はDV夫についてです

 

「妊娠しました」と相談しにきた女性のクビにあざがありました

産科医はDVをうたがい、また相談しにきてくださいと伝えます

 

DV夫は普段は優しいのです

この女性も「夫は普段は優しいので、子どもが産まれたら絶対に変わるはず」と本気で信じていました

 

信じてあげらるのはこの私だけ。暴力を振るわれるのは私が悪いからとDV夫をかばう構図です

DV夫も「本当は大切にしたいと持ってるけど、怒らせるからこうなるんだぞ?」とのたまいます

 

この言葉を決して信じてはいけないのです

あるのは愛情でも何でもなく、支配欲なんです。暴力をふるってでも自分の言うことを聞いてほしいという幼稚な精神性の表れなのです

 

作中では夫は両親を早くに無くし、家族のことをとても大事にする人なんだと言っていますが、過去は関係ありませんからね

 

子どもが産まれたら、もっとDVが激しくなるのです

子どもが産まれたら改善するなんてことは決してありません

子どもを人質にとって、外に暴力を振るわれていると伝えたら、子どももただじゃおかないと支配をさらに強めるのです

 

DVに悩まされている女性は暴力を振るわれていい理由なんてないということをもっと意識したほうがいいんですよ

逆もまたしかりです。最近、妻からの暴力に悩まされる男性が増えてきているようです

その場合も男が我慢しなければならないとか考えず、逃げて下さい

 

妊娠している女性は母子シェルターという場所に逃げることができるようです

DVシェルター - Wikipedia

 

暴力をふるう男性/女性は夫/妻である資格も親になる資格もありません

 

最後は風疹について

 

作中に登場するハルカちゃんは先天性白内障と心室中隔欠損症をわずらっています

原因は先天性風疹症候群です

先天性風疹症候群 - Wikipedia

 

風疹に罹患した妊婦がおなかの中にいる赤ちゃんに風疹を感染させてしまうことにより起こります

風疹は子どもの病気という印象が強く、予防接種を大人になってから受けることはほぼありませんね

 

実は20~40代で風疹にかかる人が増えているのです

news.mynavi.jp

 

日本にはワクチンを打っていない空白の期間があり、その期間に該当する人は要注意なのです(昭和54年4月2日から平成7年4月1日まで)

 

産まれてくる子どもを守るため、ワクチンは接種すべきです

作中では「仕事で疲れていて、そんなの真剣に考えられない」というクソ夫が出てきましたが、そこをこらえて接種すれば子どものためにもなるわけですよ

 

正直、『コウノドリ』4巻を読む前まで僕も風疹は子どもがかかるものと思っていましたし、20~40代が80%を占めるということは全く知りませんでした

 

僕も空白の期間にあてはまっていますので、将来的には必ずワクチンを接種したいと思います

「知らない」という理由だけで、誰かを傷つけてしまうことは必ず避けなければなりませんよね

 

本当におススメです。『コウノドリ』