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コウノドリ 7巻感想

漫画『コウノドリ』7巻の感想です(ネタバレありです)

 

まずは今回のテーマである「NICU」について裏表紙から引用してご紹介します

新生児集中治療室、通称エヌ。早産時や低出生体重児、または先天性の病気をもって生まれた新生児を、24時間体制で集中的に治療する設備である。

一般的に、33人に1人の赤ちゃんがNICUに入室するといわれている。施設も病床も新生児科医の数も少なく過酷な現場だが、新生児科医は赤ちゃんを育てるため日々戦っている。

『コウノドリ』7巻ですが、いつもと違いNICUを主なテーマとして話が進みます

 いつもは4つくらいのテーマがあるんですけどね~

 

33人に1人の赤ちゃんが入室する「NICU(新生児集中治療室)」では、やはり早産、低出生体重児などがいるため、非常にデリケートな場所です

 

親はただひたすら子どもの生命力の強さを祈るしかないのです

産まれた時はとっても小さかった子どもが、NICUでの処置によって大きくなっていく場合もあれば、そのまま旅立ってしまう子どももいます...

 

正常な状態で生まれてきた子どもであっても様々なリスクの元に置かれるのに、未熟児はさらにリスクが大きくなっていきます。感染症とかね

 

7巻でも、どうにか生き続けることができた子ども残念ながら旅立ってしまった子どもの両方が描かれています

ただただつらい。4巻と同様、目に涙を浮かべながら読んでいました

 

NICUには両親しか入ることができません

両親の親族、子どもも入ることを許可されていないのです

かつ両親も入室時には入念に手、腕を清潔にします

 

また、NICUの数、保育器の数も現状、足りていないのです

作中でもある程度成長した赤ちゃんを保育器から出し、新たな新生児を保育器にいれていくという処置がとられていました。

 

今は少子化であるはずなのに、NICUが不足するのはなぜか

簡単に言えば、早産や低体重で生まれてくる子どもが増えているからです

allabout.co.jp

なぜ増えるのかというと、皮肉にも医療技術の発展が主な理由となります

つまり、早産や低体重の子どもの生存率が高まっているので、保育器が空かない、よって新しい子どもが入ってこれないという流れです

tamagoo.jp

たらいまわしが問題となりますよね

 

早産などで生まれてくる子どもには感染症の他に、染色体異常もあります

作中では18トリソミー(エドワーズ症候群)が取り上げられていました

 

18トリソミーとは…

正常な染色体は2本ずつのペアが23組46本だが、染色体異常とは2本のはずのペアが3本の状態をトリソミー、1本のものをモノソミー、場所が入れ替わっている転座など様々である

18番目の染色体が3本の場合が18トリソミーと呼ばれ、出生率は3千人~8千人に1人と言われている

*7巻より引用

生まれつき筋力が弱く、心臓に何らかの異常があります

なので、産まれてから間もなく亡くなってしまうケースが圧倒的に多いです

 

他の巻でもそうですが、やはり両親は非常に悩みを抱えるんですね

現実に向き合うことができない。見た目は本当に普通なのに、余命がほとんどない

 

元気に育ってほしい。けれどそれもうまくいかない

仮に僕と将来の妻との間に生まれてきたことを考えると胸が苦しくなりますね

 

7巻も新しい学び、そして僕の中で新たな問題提起ができたという意味で読んでよかった作品でした

あなたもぜひ一読あれ