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『億男』はお金と幸せの関係を教えてくれる

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僕にとって120冊目となる小説『億男』の感想です。

 

『億男』のあらすじ…

 弟の借金の肩代わりをしたことで、妻とは別居し家族がバラバラになってしまった一男は、借金返済のために昼は図書館司書、夜はパン工場で掛け持ちで働いている。ある日、一男は3億円の宝くじが当選し億万長者となり、借金返済に夢膨らますが、ネットを覗くと大金を手にした人の悲劇ばかりが目につく。不安に駆られた一男は、大富豪となった学生時代の友人、九十九のもとを訪ねる。15年ぶりの親友との再会に一男はすっかり酒に酔ってしまう。しかし、酔いつぶれた一男が目を覚ますと九十九は3億円とともに姿を消していた。一男は九十九の行方を追いながら、大金をめぐり家族や友情のあり方を探していく。

億男 - Wikipedia

 本記事の内容

・お金の使いかたってやっぱり迷うよねという話

・お金と幸せの関係について

お金の使いかたってやっぱり迷うよねという話

この『億男』という小説は映画化されていますので、ご興味がございましたら観に行ってはいかがでしょうか。

okuotoko-movie.jp

あらすじにも書いてあるとおり主人公である一男はある日突然3億円の宝くじに当選してしまいます。

あなたはある日突然3億円が当選したら、どうするでしょうか。

 

僕は今の時点ではうまい使い道がまったく思いつきません。

少なくとも「消費」するだけにするのはやめたいです。

 

3億円というのは一般的なサラリーマンが一生に稼ぐお金でして、そう考えるとそこまで多くないのでは?と考えてしまいますね。

僕だったら、3億円を上手に使えるようになるまで努力を続けるでしょう。

 

主人公である一男は3億円を使って、借金を返済して家族とまた一緒に暮らすことを考えていましたが、あろうことか親友である九十九に奪われてしまいます。

 

お金と幸せの関係について

九十九に奪われた3億円を探している中で「お金の多寡は個人の幸せとは無関係」というありきたりな結論に達しますが、これは真理だと思うのです。

 

年末などになると宝くじ売り場には人が殺到していますよね。

ああいう人たちを頭ごなしに否定するつもりはありませんが、明らかなのは「お金の勉強を怠っているんだな」ということですよね。

 

重要なのはお金の使い方であって、どれだけ持っているのかではないのです。

お金の使い方を知らない人は「投資」だと思っていることがただの「消費」や「浪費」になっていることに気づいていない人です。

もしくは「投資」しているという意識すらなく、消費・浪費を進んでする人。

 

こういう人たちは例え何億円あろうが、いつか一文無しになります。

投資せずにどうやって増えていくというのでしょうか。

 

また、本の中にお金を知っているようでまったく知らないことを象徴的に表す場面がありまして、一男が「お金の(物理的な)重さを知っているのか?」と問われる部分があります。

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果たして何人が知っていたでしょうか。とうぜん、僕も知りませんでした。

お金を知っているようで何も知らないというのはこういうことです。

 

お金のことを何も知らないくせにお金が寄ってくるわけないだろうと。

論理的な根拠はないにせよ、妙に納得してしまいます。

 

「お金がすべてではない」という陳腐な結論をうまくいろいろな人物が表現してくれる小説です。

本当にありきたりなんですけど、これを真に理解している人ってそんなにいないですよ。

 

ほとんどの人はお金はなければいけないもので、あればあるほど幸せだと思っているのですから。

そんなことよりまずは目の前の人を大切にしたり、お金抜きにして信用される人物になることが先決です。そしてお金の勉強をしましょう。