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日本で1番「経験豊富」な男です

『羊と鋼の森』は静かで音楽が聴こえる小説であった…

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僕にとって133冊目となる『羊と鋼の森』の感想になります。

 

『羊と鋼の森』のあらすじ…

外村は、高校2年の2学期のある日の放課後、体育館に置かれているグランドピアノ調律師調律するのを偶然目の当たりにする。そのことがきっかけとなり、外村は生まれてはじめて北海道を出て、本州にある調律師養成のための専門学校で2年間、調律の技術を学んだ。そして、北海道に戻り、江藤楽器という楽器店に就職する。入社して5か月が過ぎた秋のある日、ふたごの姉妹の住む家で柳が行う調律に同行する。入社2年目のある日、板鳥が行う一流ピアニストのコンサートの調律に同行する。

羊と鋼の森 - Wikipedia

本記事の内容

・調律師とピアニストは2人とも演奏者である

・文字から音楽が聴こえてきて心が静かになる小説

調律師とピアニストは2人とも演奏者である 

調律師っていう職業は、この小説を読むまで知らなかったのですが調べてみるといろいろ条件があるみたいですね。

・身長150㎝以上

・集中力と持続力を持った人

・相手を思いやることができる人

・大音響は避けること

などなど…

ピアノ調律師になるには? より

 やはり音の微妙な違いをわからないと相手に合った音に合わせることができないのでしょうね。

といったようにピアニストとの対話がとても重要な仕事なので、人の気持ちを敏感に感じ取れる人でないと務まらない職業ですね。

 

ピアニストとの対話の中で音を調律師ていき、その音でコンクールなどに出場するのですから、2人とも演奏者といっても過言ではないのかなと思いますね。

 

主人公の外村はとても熱心にピアニストと対話し、不器用ながらも相手の要望に応えようとする姿勢には心をうたれます。

文字から音が聴こえてきて心が静かになる小説

『蜜蜂と遠雷』でもそうでしたが、文字から音が聴こえてくる不思議な小説でした。

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そして作品全体に静かな雰囲気がただよっていて、すごく心が穏やかになるんですよね。

あまり過激なストーリー展開が好きではない人には心からおススメします。

 

主人公の外村が調律師として成長していく物語なのですが、その成長度合いがちょうどよくてトンデモな展開にはならないんですよ。

実際にこういう経験したら、こういう成長の仕方するよなという安心感に包まれながら読み進めることができます。

 

映画でも公開されているので、観てみてはいかがでしょうか。

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小説を読み進めていく中でなぜ『羊と鋼の森』というタイトルなのかわかります。

最近、心の余裕がないなと思う人はこの小説を読んで、心を静めましょう。