*本記事は2019年1月30日に更新されています
「宿無し四国八十八箇所巡礼14日目」に引き続き15日目の状況報告をします。
結果としては目標通り11番札所までいくことができました。
パット見、「2つしか行ってないの?」と思うかもしれませんが、12番から11番までのルートは四国お遍路の中でいちばんキツイルートなのです。
なんせ12番から11番まで23㎞ほど離れていますし、基本的に徒歩でないと行くことができません。
*2日にわければ電車とバスを使っていくことができると思います。
本記事の内容
・樹齢約500年の杉に囲まれた「焼山寺」
・遍路転がしの峠を越える「藤井寺」
・16日目の目標
樹齢約500年の杉に囲まれた「焼山寺」
【四国八十八ヶ所 15日目】
— Go-kun / 体験収集家 (@updateplan) 2019年1月30日
12番札所「焼山寺」です。
弘法大師の到来を防ぐために魔物が山に火を放った場所に寺を建てたので、焼山寺とのこと。
ここから藤井寺までが厳しい! pic.twitter.com/8ZQ7xCQBfu
早朝にネットカフェを出て、6時半ごろの電車に乗り、徳島駅へ。
徳島駅から「神山高校前」行きのバスが徳島バス4番バス停からでているので、7時10分のバスに乗車します。
焼山寺から藤井寺まで歩いていくのであれば、7時台のバスに乗らないと100%間に合いません。
神山高校前には特になにもなく、ここで勉強する生徒たちは勉学や部活に打ち込めるだろうなと思いました。
神山高校前から焼山寺まで約8㎞の道のりを歩いていく必要があります。
「焼山寺」というバス停がありますが、バスの接続時間を待つより歩いた方が早いですよ。
焼山寺までは山登りが続きます。
車道ではなく、遍路道を通ると近道になりますので、利用していきます。
ちなみに遍路道のほうは完全に山道なので舗装されている道路のほうが安心という人は車道をオススメします。
途中で「杖杉庵(じょうしんあん)」という場所があります。
ここにひれ伏している者は強欲非道の限りを尽くしていた豪族。
— Go-kun / 体験収集家 (@updateplan) 2019年1月30日
ある日、空海が飯を乞うも、追い払う。
その後、豪族の8人の子どもが全員死去。豪族改心し、空海に会うため20回お遍路するも会えず。
21回目で逆打ちしてようやく会い、かつての過ちを懺悔している場面。 pic.twitter.com/I0yYnVGVj4
かつての豪族「衛門三郎」というものの伝説の場所です。
彼は四国遍路の祖といわれており、空海にであるために20回遍路をして21回目でようやく会うことができたとのこと。
ちなみにですが、どこのお寺か忘れてしまいましたが、お遍路を100回やった方の記念品がありました。
1年に3回やったとして、33年以上お遍路しているということですかね。
もはや家を持たずに、お接待だけで生活しているような印象ですが、とにかくすごい…
汗だくになりながら、ようやく12番札所である「焼山寺」につきました。
ここからラスボスの攻略にのぞむのかと思うと気が引き締まりましたよ。
順打ちする人にとっては最初に直面する難関ですけど。
遍路転がしの峠を越える「藤井寺」
【四国八十八ヶ所 15日目】
— Go-kun / 体験収集家 (@updateplan) 2019年1月30日
11番札所「藤井寺」です。
12番札所から約6時間かけて歩いてきました。
さすがに八十八ケ所の最大の難所なわけです。 pic.twitter.com/kxUYdW9psA
12番札所からグーグルマップで藤井寺の場所までの経路を表示させると「徒歩7時間」と書いてあります。
焼山寺を出発したのは午前10時30分ですので、そのまま7時間も歩いているようでは間に合いません。
焼山寺から転げ落ちるかのようにいそいで下山をしました。
そこから延々と続く峠越えが始まりました。
なんとなく山から下っていくイメージをしていたのですが、それは違っていて、登りあり、下りあり、平たんな道ありといろいろな種類の道があります。
途中で完全に圏外になる場所があるので、なんとなくでいいので藤井寺(もしくは焼山寺)までのルートは把握しておきましょう。
歩くこと6時間弱でようやく藤井寺に到着することができました。
僕はお遍路をやっていくなかで足が鍛えられていますので、おもっているより疲れずに藤井寺まで行くことができました。
本堂の天井に書かれている雲竜の天井画は圧巻です。
藤井寺にいったときはぜひ本堂の天井を見上げてみてください。
16日目の目標
長いようで短かった四国お遍路の旅も16日をもって終わりとなる予定です。
10番札所から1番札所まで一気に歩き抜けます。
あいにくの雨予報ですが、最後にふさわしいですよね。
けっこうタイトなスケジュールなので、1つももらさずにやり遂げたいと思います。